37打席連続ノーヒットも代役は不在…専門家が断言、楽天と西川遥輝は“一心同体”

3位オリ、4位西武にも勢い「パ・リーグの優勝争いはまだまだ予断を許さない」

 それほど西川の加入にはインパクトがあった。リードオフマンとして打棒を振るい、盗塁王4回を誇る足でも、昨季チーム盗塁数がリーグワーストの45にとどまった楽天に機動力をもたらした。選球眼も抜群。現在でも西川の今季四球数はリーグ断トツの42に及び、打率.223に落ちたものの、出塁率.364と高い。37打席ノーヒットにも、1犠打と9四球が含まれている。

 この日は西川の代役として、田中和基外野手が「1番・左翼」で先発し5打数1安打。野口氏は「現状では、西川に取って代わりそうな選手は見当たらない。チームの再浮上には、西川の復調が必要だと思います」と見ている。

 首位のソフトバンクに0.5ゲーム差の2位につける楽天。4.5ゲーム差の3位には昨季覇者のオリックス、6.5ゲーム差の4位には西武が控える。「オリックスは吉田正尚が故障から復帰し、打撃不振に陥っていた杉本も復調。これから上昇してくる可能性がある。西武も打線に爆発力を秘めている。パ・リーグの優勝争いはまだまだ予断を許さないと思います」と野口氏。

 楽天が9年ぶりの優勝にこぎつけるには、「西川の復調もそうですが、開幕から飛ばしてきた先発投手陣にも、ベテランの岸あたりに少し疲れが見える。滝中も5連敗を喫して2軍落ちしました。先発陣の建て直しも鍵になるのではないか」と見る。クリムゾンレッドは勢いを取り戻せるか。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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