DeNA今永、“ノーノー”後2戦連続KOの原因は? 三浦監督が指摘した「立ち上がり」

広島戦に先発したDeNA・今永昇太【写真:宮脇広久】
広島戦に先発したDeNA・今永昇太【写真:宮脇広久】

5回5失点…前回登板した阪神戦の6回6失点に続く大量失点

■広島 7-0 DeNA(24日・横浜スタジアム)

 DeNAは24日、本拠地・横浜スタジアムで広島に0-7と大敗。エースの今永昇太投手が5回までに2本塁打を含む8安打を浴び、5失点でKOされた。一方で、打線は相手先発の大瀬良大地投手に6安打完封負けを喫した。今永は7日の日本ハム戦(札幌ドーム)でノーヒットノーランを達成した後、同17日・阪神戦(甲子園)での6回6失点KOに続く大量失点である。

 人間の心理というのは微妙なものだ。「これだけは避けたい」と意識すればするほど、逆にそちらの方向へハマってしまうことがある。この日の今永がまさにそれだった。

 初回、簡単に2死を取った後、3番・菊地涼と4番・マクブルームに連打され一、二塁。ここで5番・坂倉に、カウント1-0から2球目のカットボールが真ん中に入ったところをとらえられ、中堅フェンス直撃の先制2点二塁打を浴びた。三浦大輔監督は「ボールの走りは悪くないように見えたが、2死から急いでしまった。本人は立ち上がりに気をつけようと意識していたし、それがボールにも表れていたが、その分、連打されて焦った。甘くなったところを、状態のいい打者は見逃してくれなかった」と指摘した。

 というのも、前回登板の阪神戦では、初回にいきなり4安打1四球で4点を失い、3回と6回には大山にソロ2発を被弾。被本塁打はいずれもストレートが甘く入ったところをスタンドまで運ばれた。今永は「前回の反省を生かしたい」と繰り返し口にしていたのだ。

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