最も高勝率だったのはどのユニホーム? 西武の“真夏の特別ユニ”を振り返る

今夏はカーキ基調の「WILD WILDユニホーム」、首位を走る原動力?

 2021年は「彩虹(さいこう)ユニフォーム」だ。球団歌の一節の「激しく、雄々しく、美しく、たてがみ虹の尾をひいて」をもとに、ライオンの誇りであるたてがみをカラフルにデザインし、選手たちの多様な個性を表現。彩り美しい虹のように、選手それぞれの特徴や個性(カラー)を生かすことで「最高」の結果を出し、彩の国(埼玉)で再び王者に返り咲くことへの思いが込められた。戦績は5勝9敗3分と、2016年以来の負け越しとなった。

 そして2022年は「WILD WILD SUMMER 野性に還る夏」をテーマに、大自然のワイルドや灼熱のサバンナを想起させるカーキを基調とした「WILD WILD ユニフォーム」を着用。最下位となった昨季の屈辱から立ち上がるライオンズとサバンナの厳しい環境で生きるライオンを重ね、王座奪還を目指すとともに、厳しい夏を戦い抜く決意と団結を示している。

 7月30日の対福岡ソフトバンク戦で、與座海人投手が9回112球7安打無四球5奪三振の快投でプロ初完投&初完封を達成。今季チーム95試合目にして先発投手の初完投となり、8勝目を挙げた。8月4日のオリックス戦では9回、中村剛也内野手のサヨナラ弾で劇的な勝利。

 ユニフォームの着用は8月21日(日)まで。混戦パ・リーグを抜け出すためにも、厳しい夏を乗り越えられるか。獅子たちの熱い戦いから目が離せない。

【ギャラリーを見る】獅子風流、彩虹、そして今年のWILDユニと、趣向の凝らされた歴代の特別ユニホーム

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