初優勝の仙台育英、歴代ベストナインは? 由規、平沢ら甲子園で躍動、現役選手も多数

BC埼玉・由規、ロッテ・平沢大河【写真:新保友映、福谷佑介】
BC埼玉・由規、ロッテ・平沢大河【写真:新保友映、福谷佑介】

現役ではロッテの西巻賢二、平沢大河、ソフトバンクの上林誠知らが出身

 第104回全国高校野球選手権大会は22日、決勝戦が行われ仙台育英(宮城)が下関国際(山口)を8-1で下し、悲願の初優勝を飾った。仙台育英は多くのプロ野球選手を輩出してきた名門ながら、夏の甲子園ではこれまでに2度の決勝で跳ね返されていた。ここでは初優勝を記念して、歴代の名選手たちをベストナイン形式で紹介したい。

 先発投手では金村曉ら好投手が数多くいるが、由規(佐藤由規)が最も記憶に残るだろう。2007年大会で当時の最速記録を更新する155キロをマークし、ヤクルトにドラフト1位で入団。故障と戦いながらも現役を続け、32歳となった現在もBCリーグの埼玉武蔵で選手兼任コーチを務める。中継ぎで選出した矢貫俊之は、高校時代には公式戦に登板する機会がなかったが、大学、社会人を経て日本ハム、巨人で通算121試合に登板した。

 捕手は鈴木郁洋、新沼慎二ら多くがプロ入りしている。特に1964年の夏の甲子園に出場した加藤俊夫は、日本ハムなど3球団で通算116本塁打を放った。大越基はエースとして1989年の準優勝に貢献し、ダイエーでもプレーした。現在は早鞆(山口)で監督を務めており、ポジションの兼ね合いで一塁手で選出した。二遊間はロッテの西巻賢二と平沢大河。ともに2015年大会の準優勝に貢献した。熊谷敬宥は立教大を経て阪神入り、二遊間の他に三塁も守れる。

 熊谷と同期のソフトバンク・上林誠知は中堅で選出した。現在は右アキレス腱断裂からのリハビリに励んでいる。熊谷、上林の1つ先輩にあたる巨人・松原聖弥は昨季、育成出身選手として最多となる12本塁打を放った。甲子園に3度出場した「みちのくのイチロー」こと橋本到は巨人、楽天で活躍し、2019年限りで現役を引退している。

(Full-Count編集部)

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