U18侍ジャパンに高まる警戒感 腹の探り合いも…敵国「世界1位が全てを物語る」

出場する国々の指揮官が会見に臨んだ【写真:川村虎大】
出場する国々の指揮官が会見に臨んだ【写真:川村虎大】

初戦を戦うイタリア監督、日本は「常に強い」

 優勝経験はなくとも、各国が警戒している様子は存分に伝わった。9日(日本時間10日)に開幕する「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(米フロリダ州・ブラデントン)。8日(同9日)に行われた監督会見では、出場する9か国の指揮官が続々と日本の印象を語った。

 サラソタ市内のホテルで行われた会見。ブラジル、パナマを除く10か国が参加した。今年で30回目を迎えるが、日本は未だ優勝なし。にもかかわらず、他国のメディアから日本の甲子園についての質問が飛ぶなど、注目されていた。

 初戦で激突するイタリア代表のフランチェスコ・アルフィー監督は日本について「常に強い」と警戒。「戦えることは光栄だ」と話した。会見前には、隣に座った馬淵監督と“前哨戦”も。お互いに「先発は(利き腕)どっちだ?」と探りあったという。

 ほかの国も、日本の強さはすでに周知のよう。オランダのエリック・デ・ブルイン監督は、日本チームの映像は見ていないと言うが「この大会に向けて毎回競争力のあるチームを構成する。間違いなく優勝争いするだろう」と断言。アメリカのデニー・ホッキング監督も「世界ランク1位がすべてを物語る。こういうチームと戦えることが楽しみだ」と敬意を込めた。

前回大会は佐々木朗希&奥川恭伸を擁するも5位どまり

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