能見篤史との濃密な日々「我慢も教わった」 オリックス山岡泰輔が飾る“師匠の花道”

座ってボールを受けるオリックス・能見篤史【写真:橋本健吾】
座ってボールを受けるオリックス・能見篤史【写真:橋本健吾】

山岡は能見のアドバイスを受け今季は22試合に登板し6勝8敗、防御率2.60

 心身ともに充実した今季は6勝8敗と負け越したが、22試合に登板し防御率2.60をマーク。投球回数も山本由伸、宮城大弥に次ぐ128イニングで、リーグ連覇に貢献した。投球フォームの微妙なズレ、マウンドで必要なメンタル、変化球の使い分けなど、能見コーチと二人三脚で一から見直し復調のきっかけをつかんだ。

 印象的だったのは、7月19日に京セラドームで行われた日本ハム戦。7回7安打1失点の粘投で6勝目を挙げたが、この日は毎回走者を背負うなど苦しい投球が続いていた。

 試行錯誤しながら要所を締める内容。試合後は開口一番に「能見さんがいないとキツいっす」と、師匠の名前を口にした。アドバイスをもらいながらの投球だったことを明かし「『ここがこうなっているよ』とか、常に言ってもらっている。なんとか考えて投げられた」と、感謝の言葉を並べていた。

 山岡と過ごした濃密な2年間を、能見はこう振り返る。

「ずっと相手させてもらってるので、本人がどう思っているのかは分からないが、今までやってきてるので。どんどん成長してくれると思うので大丈夫だと思います」

悲願の日本一が能見への恩返し「胴上げするため、なんとか日本一になりたい」

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