崖っぷちのDeNA・三浦監督が攻守でみせた勝負手 専門家が唸った“執念の采配”

DeNA・三浦大輔監督【写真:宮脇広久】
DeNA・三浦大輔監督【写真:宮脇広久】

DeNAが1-0の完封で逆王手、三浦監督はCS初勝利

■DeNA 1ー0 阪神(CSファースト・9日・横浜)

 DeNAは9日、横浜スタジアムで行われた阪神とのクライマックスシリーズ(CS)、ファーストステージ第2戦を1-0で勝利し1勝1敗のタイとした。両監督が勝利への執念をみせた“7回の攻防”をオリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「投手出身の三浦監督が勝った」と分析した。

 DeNAが僅差のゲームをものにした。両チーム無得点で迎えた5回。宮崎、ソトの連打で無死二、三塁の好機を作るとベテラン・大和が中前適時打を放ち今シリーズ初得点を挙げた。投げては大貫が6回1/3を2安打、プロ初の2桁10三振を奪う快投を見せると、その後は伊勢、山崎の完封リレーで逃げ切った。

 前日は阪神投手陣の前に完封リレーを喫し、連敗ならCS敗退。崖っぷちに立たされていたが、虎の子の1点を守り切り1勝1敗のタイに持ち込んだ。

 シーズン2位通過のDeNAが意地を見せた一戦を新井氏は「三浦監督、矢野監督の両指揮官が執念の采配をみせ、非常に見応えある試合だった。試合の分かれ目となったのは7回の攻防だったと思います」と語る。

7回無死一塁では今シーズン犠打のなかった宮崎に送りバント

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