独走Vのヤクルトも「CSは予断を許さない」 OB評論家が感じた“一抹の不安”

村上は56号直前まで今季最長の13試合ノーアーチ
セ・リーグ2連覇を果たしたヤクルトは、12日から本拠地・神宮球場で行われるCSファイナルステージで、ファーストステージ勝者の阪神と戦う。待ち構える。レギュラーシーズンで2位のDeNAに8ゲーム差をつけ悠々ゴールしたヤクルトだが、OBで現役時代に名外野手として鳴らした野球評論家・飯田哲也氏は、一抹の不安を拭えないという。
主砲の村上宗隆内野手が、レギュラーシーズンの最終戦・最終打席で日本選手シーズン最多本塁打記録を更新する56号を放ったものの、その前日まで今季最長の13試合連続ノーアーチ、9・10月は打率.221(86打数19安打)の不振に悩んでいたからだ。
「レギュラーシーズンでヤクルトが図抜けていたとはいえ、CSは予断を許さないと思う。終盤に村上が調子を落としていたことが心配です。やはり村上次第の部分が大きいですから。2、3位のチームはダメ元で、ヤクルトには2年連続日本一へのプレッシャーもかかる」と飯田氏は分析する。
ヤクルトは今季対戦成績で、2位のDeNAを16勝9敗と圧倒する一方、ファイナルステージに上がってきた3位の阪神とは13勝11敗1分と対戦成績が拮抗していた。