ドラフト“1位公表”9選手以外の上位候補 高校53発の大砲、即戦力外野手と逸材揃い

好素材の内野手が多い大学生、高校や社会人の“朗希世代”も続々

○明大・村松開人内野手

 シュアな打撃を見せる左打ちの内野手で、今年は主に二塁を守っている。1年春からリーグ戦に出場し、3年時からはレギュラーとして春秋ともに打率.360台のハイアベレージを残した。今年は主将となり、春は右膝手術の影響で代打で3試合の出場に終わったものの、今秋は復活。萩尾に次いで打率リーグ2位の.400を記録している。

○亜大・田中幹也内野手

 東都大学リーグではその脚力が光輝いている。今春の試合では1試合6盗塁をマークする“忍者”の異名を取る。東海大菅生(西東京)では甲子園に出場し、当時から遊撃の守備力と走力には定評があった。大学に入っても二塁、遊撃で失策は少なく、打撃も狙い打ちができるほど能力は高い。

○大阪ガス・河野佳投手

 150キロを超える直球、キレのある変化球を武器にする即戦力右腕。広陵高(広島)では1年秋からベンチ入りし、2年夏に甲子園デビュー。新チームのエースとして挑んだ秋季中国大会では、創志学園のエースだった阪神・西純矢投手に投げ勝った。21歳の若さだが即戦力としての期待は高い。

○西濃運輸・林優樹投手

 近江高(滋賀)時代は春夏通算3度の甲子園出場を誇った技巧派左腕。当時は線が細かったが、体重も球速もアップし、最速は147キロまでになった。自慢のチェンジアップは健在。新たな武器を手に入れ、プロの扉をたたこうとしている。

 今年は大阪桐蔭が春夏連覇した時の藤原、根尾世代が大学4年生となり、社会人解禁の高校卒業3年目はロッテ・佐々木朗希投手、ヤクルト・奥川恭伸投手の世代でもある。1位公表が多い今年のドラフトだが、他にも楽しみな逸材は多い。

(Full-Count編集部)

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