巨人ドラ1・浅野翔吾は即戦力? V9戦士がズバリ…原監督は「使いたいと思っている」

巨人のV9を支えた柴田勲氏【写真:編集部】
巨人のV9を支えた柴田勲氏【写真:編集部】

スイッチで成功するには「右より倍はバットを振らないといけない」

 柴田氏は自身の体験を振り返る。神奈川・法政二高時代の2年夏、3年春と2季連続でエースとして甲子園を制覇。投手で巨人に入団したが右肩の痛みがひかず、1年目の1962年夏に野手へ転向。川上哲治監督から足の速さを生かすべく“スイッチヒッター”挑戦の指令を受けた。迎えた2年目の2軍キャンプ。川上監督が視察に訪れていたダブルヘッダーで柴田氏は6安打を放ち、盗塁も決めた。「監督が早く使いたい気持ちになったと思いますね」。高卒2年目にして定位置を確保し、43盗塁をマークした。

 昨年ドラフト1位で、今季いきなり37セーブをマークした大勢投手を好例に挙げる。「ビエイラらの状態が上がらず、大勢がオープン戦で好投した。打たれていたら抑えになっていないでしょう。人間は必ずチャンスが回ってくる。そのタイミングで、ものにできるか、できないか。人生の分かれ道です」。

 浅野は県大会で左打席に入るなど、左右どちらでも打てる。プロでは、まずは右打ちに専念し、将来的にスイッチヒッター挑戦の意欲も示している。日本球界でスイッチヒッターとして初の通算2000安打に到達した柴田氏は「自分でやってきて、スイッチは難しい。選手をやめるまで左打席は違和感がありました」とハードルの高さを表現。「右より倍はバットを振らないといけない。でも、それは別に努力ではない。当たり前」と覚悟を求める。

 打撃の秘訣はシンプルと語る。「やさしい甘い球を常にセンター返し。その延長がホームラン。他の難しい球は打たなくていいです。それだけを心掛ければ絶対にプロで成功します」。逆に「ボール球をぶりぶり振っちゃうとか、甘い球を見逃すとか。そういうのが監督、コーチの頭の中に入ってしまうと悪いイメージが拭えず、なかなか使ってもらえなくなる。最初が肝心です」。柴田氏は期待すればこその、熱いエールを贈った。

(Full-Count編集部)

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