若手野手に生まれた“リーグ格差” 村上、岡林ら台頭著しいセ、伸び悩むパ
村上、佐藤輝、小園…近年はセ球団がドラフトのくじで好結果
もちろん「運」の要素もある。ドラフト会議で、佐藤輝は4球団(阪神、巨人、ソフトバンク、オリックス)、小園は4球団(広島、DeNA、オリックス、ソフトバンク)、村上は外れ1位ながら3球団(ヤクルト、巨人、楽天)が競合してセの球団が交渉権を得た。
苦しんでいる選手もいる。2018年ドラフトで3球団が競合したロッテ・藤原恭大は今季49試合で打率.209にとどまった。2017年育成3位で入団し、和製大砲候補として期待の高いソフトバンクのリチャードは23試合で今季3本塁打に終わっている。
一方でブレーク間近、寸前の選手も多い。ソフトバンクでは6年目の三森大貴が今季規定打席に僅か6打席足りない437打席に立ち、101安打20盗塁をマーク。ロッテでは5年目の安田尚憲が440打席で9本塁打、4年目の山口航輝が349打席で16本、日本ハムでは4年目の万波中正が314打席14本、野村佑希が368打席で打率.279、6本塁打を記録した。これらの選手が躍動すればリーグが一気に活気づくはず。来季のパ・リーグ若手選手の活躍に注目したい。
(Full-Count編集部)