指導とは違う打ち方を選択…選手はどう説明? 元プロ監督が大学で伝える“人間関係”|球界群像 野村謙二郎#9
2010年から5年間にわたり広島で監督を務めた野村謙二郎氏【写真:本人提供】野村謙二郎氏は広島大学スポーツセンターの客員教授を務める
元広島監督で野球評論家の野村謙二郎氏は2022年6月に広島大学スポーツセンター客員教授に就任した。2017年4月に広島大学大学院教育学研究科の大学院入試(社会人特別選抜)に合格し、学生生活を送り、2019年3月に同科(博士課程前期)を修了していた。プロ野球選手になる夢もかなえたが、もともと教員になりたかったという。客員教授として、どんなことを今、学生たちに伝えているのか。ここまでのいきさつも含めて思いの丈を語った。
野村氏は現在の状況を説明する前に、自身の教員への思いをまず口にした。「(大分・佐伯鶴城)高校の時は大学に行って、体育の教員になるのが目標だった。(野球で)駒沢大学に引っ張られたけど、それでも教員になりたいというのがあった。プロ野球選手というのは子どもの頃からの夢だったけど、まさか自分がなれるとは思ってもいなかったからね」。駒大・太田誠監督との出会いによって野球の才能が開花し、ドラフト1位で広島入りしたが、それでも思いは残っていた。
「プロに入って気持ちは舞い上がっていたんだけど、実際にプロの人たちを見た時はとてつもないと思った。無理だったら3年でやめよう。そこからまた教員になろうと思っていたくらいだった」。レギュラーになって、その流れは変わったが、頭の中のどこかに「教員」があった。
現在は広島大学スポーツセンターの客員教授を務める【写真:本人提供】少年野球の指導者や保護者には「まずは子どもに負担をかけない」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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