2年連続の戦力外に「後悔全くない」 幻のメジャー挑戦も…夢は「都立雪谷高の監督」

プロ野球選手のセカンドキャリアをどう考えるか

 育成選手として巨人でスタートしたわけだが、支配下選手になれる期限は7月末までとなっており、そこまでの勝負だと思ってプレーしていた。キャンプは2軍でスタートし、途中で1軍に合流。そこでいい結果を出すことができず2軍へ戻った。

 シーズン中は3軍でのプレーがメインとなり、開幕してからは最終戦まで自責0と抑えていたがなかなか2軍の試合で投げる機会はなく、支配下登録されることはなかった。

 元々、1年勝負だと思ってプレーしていた。そこから戦力外となり、怪我などはなく身体はまだまだ元気ではあったが、野球のプレーヤーとしてはここで終わろうと区切りをつけた。

 引退した今、後悔は全くない。

 プエルトリコに行ってから、その場その場を楽しみながら全力でやってきたし、それで結果ダメだったのだからしょうがない。逆に今は、選手の時よりもワクワクしている。

 やってみたかったYouTubeを始め、夢だったアメリカへ留学の準備もしている。将来的にはプロ野球界に携わっていきたいし、僕が貢献できることをやっていきたい。そして最終的には、母校・都立雪谷高の監督をしてみたいという夢もある。

 都立高出身のプロ選手をもっと出したいし、甲子園にももう一度出場してほしい。そんな夢を叶えるため勉強をし続けたい。

(「パ・リーグ インサイト」鈴木優)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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