前田健太、“球種筒抜け”でも2回零封「すごくいい感覚」 監督絶賛「落ち着いていた」

オープン戦で好投したツインズ・前田健太【写真:Getty Images】
オープン戦で好投したツインズ・前田健太【写真:Getty Images】

サイン交換機器のボリュームが大きく打者に情報が筒抜けだった

 ツインズの前田健太投手が2日(日本時間3日)、米フロリダ州セントピーターズバーグで行われたレイズ戦でオープン戦2度目となる先発登板。2回を2安打無失点、2奪三振1四球に抑えた。「前回は1イニングでしたけど今回は2イニングを投げることができた。しっかり自分のボールを投げることができた」と、納得の表情で振り返った。

 この日は序盤からピンチの連続。その背景には予想外の事実があった。ツインズのバルデリ監督は試合後、サイン交換機器「ピッチコム」の捕手側のボリュームが通常よりも大きかったため、相手打者と球審に球種が筒抜けだったことを明らかにした。

 バルデリ監督は「(ドーム球場で観客も少なく)いつもより静かな環境だったこともあり、全ての人に球種が伝わってしまっていた。球審から聞いて気付いてから器機を調整したが、それは健太が降板した後だった」と説明した。

 登板を終えた前田に「ナイスピッチング」と声をかけた後、「それから一つ報告だけど、彼らはどの球種が来るのか分かっていたんだよ」と告げたという。「健太は笑っていたよ。これが(レギュラーシーズン中の)4月ではなくて今でよかった」と、さすがに苦笑いだった。

「特に肘をかばったりという考えはない」

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