リビングで寝た秋山翔吾…まさかの同居生活 侍Jコーディネーターの“異色経歴”
言葉選びうまい秋山は「直訳すると意味が変わってしまうことがある」
鈴木:僕も通訳さんと一緒にプエルトリコに行った経験があるし、日本にいるときも通訳さんの仕事の様子を見てきたけど、ストレートに伝えるのが良いときもあれば、そうでない場合もあるから、通訳するって想像以上に難しいよね。ルークが通訳として働くうえで、気を付けていたこととか意識していたことはある?
ルーク:秋山さんは語彙力があるし言葉選びもうまくて、直訳すると意味が変わってしまうことがあるから、本質として何が言いたいのかを理解するようにしていた。コミュニケーションをとるときに心掛けていたのは、選手の一日のルーティンを絶対に壊さないこと。細かい行動のルーティンも把握して、例えば練習前にあらかじめ水を用意したり、その水に関しても好きな銘柄を把握したり。
鈴木:通訳以外のところでも、選手をしっかりサポートするんだね。選手にとって、通訳さんは他のチームメートよりも距離が近い存在だから、良い人間関係を築かないといけないよね。ルークが通訳として重宝されている理由は、野球経験者でキャッチボールの相手ができることとか、野球の専門用語もしっかり通訳できるところもだけど、やっぱり選手と仲良くなれる性格だと思う。そう考えるとオンリーワンな存在だよね。
ルーク:ありがとうございます(笑)。秋山さんとは、無理に「楽しまなきゃ」と思わなくても、一緒にいて純粋に楽しめたことが大きいかな。2人でご飯屋さんも開拓してすごく楽しかったし、吸収できることもたくさんあって、今につながる良い経験だった。
(「パ・リーグ インサイト」鈴木優)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)