「日本の同僚の話とかを…」 ヌートバー家に残る世界一の余韻…尽きないWBCの会話
ヌートバーはブルージェイズ戦で初の開幕スタメンを掴んだ
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」初となる日系メジャーリーガーとして活躍し、明るい性格とペッパーミル・パフォーマンスで日本国内で大人気となったカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手の母・久美子さんと父・チャーリーさんが30日(日本時間31日)、ブルージェイズとの本拠地開幕戦を観戦した。【木崎 英夫】
昨年後半からの活躍で外野の定位置争いに名乗りを上げたヌートバーはメジャー初の開幕スタメンに名を連ねたが、久美子さんは「WBCの緊張とは全然比べものにならないです。WBCはやっぱ緊張しました。プレッシャーもあったしね」と親心をのぞかせた。ヌートバーは世界一を決める決勝の米国戦まで全7試合にリードオフマンとして出場。短期決戦で結果を求められる中でチームを牽引したが、客席から見守った久美子さんの心中は常に起伏に富んでいたようだ。
「WBCは7試合をやらなくちゃいけない。短い試合の中で結果を出さなくちゃいけないから、大変だと思う。でも、レギュラーシーズンは162試合あるから打てない日もあれば打てる日もあるっていう波があるけどWBCは、本当に打たなくちゃいけない。しかも活躍しなきゃいけないというのがあるから大変だったと思います」