ライバルと「乱闘寸前」、態度が「偉そう」 快挙左腕が明かす“ヤンチャ伝説”の真相

近藤真市氏【写真:山口真司】
近藤真市氏【写真:山口真司】

“電話番免除”伝説は否定「ちゃんと順番でやってました」

 中日入団後の話にも“ちょっと待った”の部分があるという。「僕が(合宿所で)電話番をしたことがないって武ちゃんは言っていましたけど、ちゃんと順番でやってましたよ。(名古屋市中村区)向島の昔の寮のロビーで、テレビを見ながら」。そう言って近藤氏は実演もしてくれた。「はい、中日ドラゴンズ合宿所です、少々お待ちください。ピンポンパンポン、誰々さん、誰々さんお電話です、誰々さんお電話ですって、これ、やっていた口調でしょ」と……。

「で、時間だけ計っておいて、降りてこなかったら、すみません、お見えにならないんですけど、伝言ありますでしょうかって言って、伝言を書いておくんですよ。やってましたよ、ちゃんと。武ちゃんは1年目、アメリカに行っていたから知らないでしょ。2年目、僕は1軍。1軍にいたら、電話番、やらないんですよ。やっている時間がないので、それを僕がわがままだったみたいに言われているんですよね。違いますよ」と言い切った。

 実際「武ちゃん」と呼ぶほど仲もいい。だからこそ、言える話でもあるのだろう。「武ちゃんの話は面白いですよね。でも、僕の話に関しては言いたいことが、いっぱいありますよ」と、これでもまだ言い足りない様子だった。

(山口真司 / Shinji Yamaguchi)

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