湯船に浸かって野球で怪我しない体作り 「リラックス効果」が導く“入浴”のメリット

怪我を防ぐ「バランスの取れた食事、十分な睡眠、入浴」

 怪我からの早期復帰を導くのは、決して難しいことではない。栄養バランスを考えた食事と8時間以上の睡眠。そして「湯船に十分、浸かること」だという。体温が上昇することで血行が良くなり、ストレッチにも効果があると考えられている。加えて、「僕なりの考えですが、湯船に浸かることでリラックスできる。すると、副交感神経が優位になり、ストレッチがより効果的になる。これによって睡眠の質も高まります」とメリットを説明する。

「僕の経験上『ストレッチをしよう』と言っても、大人も子どももしない人が大半です(笑)。だったら、生活の質を高める方が大切だと思います。トップアスリートも管理栄養士をつけたり1日10時間睡眠など“当たり前”の質を高めている。今は情報が溢れていることで、特別なことをしようとし過ぎている」

 また、気を付けたいのは寝る前のスマホやタブレット。直前まで使用していると、交感神経が働き「イライラしたり興奮して脳も起きてしまう。結果的に睡眠の質が悪くなる。リラックスした状態で寝ることが大事です。食事、睡眠、湯船に浸かる。怪我をしない体作り、怪我からの早期復帰を目指すなら、この3つをまず意識することが大切だと思います」と、アドバイスを送った。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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