大谷翔平の“兄貴分”が35歳で歩く茨の道 やっと契約したヤ軍に浮上する「待望論」

2019年にエンゼルスで33本塁打したカルフーン、今春は契約が遅れ…
エンゼルス時代、大谷翔平投手の“兄貴分”とみられていたコール・カルフーン外野手がマイナーリーグで奮闘中だ。エンゼルス退団後は苦難の道を歩いたものの、現在はヤンキース傘下のマイナーリーグで好成績を残しており、希望が見え始めている。
カルフーンはエンゼルスで2019年までプレーし、大谷とは2年間チームメートだった。その後はダイヤモンドバックス、レンジャーズを経て昨年秋にFAに。ただ35歳の新天地はなかなか決まらず、2月末になってようやくマリナーズとマイナー契約を結び、春季キャンプに招待された。ただ3月末には自らFAとなり、4月20日にヤンキースとマイナー契約。3Aのスクラントンに配属された。
ここでカルフーンは打率.343、3本塁打。OPS1.124という強打を発揮。MLB公式サイトもカルフーンには注目している。各チームの課題について取り上げた記事で、現在貯金5ながら、強豪ぞろいのア・リーグ東地区で4位と苦戦するヤンキースのそれは「好調な打棒を下から引き上げる」ことだとした。
ヤンキースは左翼手が軒並み打てていない現状を指摘した上で「打撃が好調な外野手を1人使うことができる状態だ。そして、もしその選手がゴールドグラブ級の守備力があれば“おまけ”となるだろう。できすぎた話に聞こえるだろうか? ヤンキースは密かにそれに該当する選手が3Aにいる。コール・カルフーンだ」と“待望論”をぶち上げている。
2019年にはエンゼルスで33本塁打。メジャー通算173発のパワーが、再び大舞台で発揮されることはあるのだろうか。
(Full-Count編集部)
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