鈴木誠也が語るスパイク選びのポイント “適応”に必須…こだわりは「怪我しないため」

スパイクのこだわりについて話すカブス・鈴木誠也【写真:アシックス提供】
スパイクのこだわりについて話すカブス・鈴木誠也【写真:アシックス提供】

昨季に日本人右打者初のシーズン20発…足元は「いろいろ履いた方がいい」

 カブス・鈴木誠也外野手はメジャー3年目のシーズンへ向け、「昨季よりいい結果で終われたらなと思います」とキャリアハイを誓った。昨季は138試合出場で日本人右打者初のシーズン20本塁打を放ち、打率.285、74打点、OPS.842と好成績をマーク。メジャー2年目の活躍を支えたのが、アドバイザリースタッフ契約を結ぶアシックス製のスパイクだ。

「怪我がないのは、スパイクのおかげでもあります。体の負担を軽減するというのが一番。長いシーズンでは自分だけ(の力)でやっていくのは大変な部分がある。このスパイクがあったから、いいパフォーマンスが出せたと思っています」

 鈴木は広島新人だった2013年から同社のスパイクを愛用。靴底が金具タイプのスパイクを使ってきたが、「日本とアメリカでは土の質感が違います。硬くて掘れないのがアメリカだと思う」。環境に合わせるべく、カブスでは靴底に樹脂スタッドを採用している。一番のこだわりは「怪我をしないため」だと語る。

「金具だとどうしても疲労感が出てきて、怪我につながるケースがありました。(プレーする上で)金具に近いスタッドが一番いい。(樹脂スタッドでも地面を)しっかり噛む感覚があるので。地面が掘れなくてもしっかり噛めていれば」

米国球場のグラウンドに対応するため靴底に樹脂スタッドを採用【写真:アシックス提供】
米国球場のグラウンドに対応するため靴底に樹脂スタッドを採用【写真:アシックス提供】

 野球人にとって重要になるスパイク選び。鈴木は「自分に合ったスパイクを探す上でも、いろいろ履いた方がいい」と明かす。その上で、スパイク選びのポイントを力説する。

「スタッドは昔のイメージだと滑るし、あまり良くない印象があるんじゃないかと思う。でも、1回履いてもらったら、昔のイメージと違うと実感してもらえると思います。金具よりスタッドの方が負担が少ないと思うので。一番は、怪我をしないために何をしたらいいかを考えています」

 プレーする上で何が大事なのか。鈴木は「何より怪我をしないために道具を選んでほしいなと思います」と野球人に呼びかけた。

(First-Pitch編集部)

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