中田翔も驚き「巨人でもあそこまで飛ばす選手いなかった」　低迷中日救う24歳長距離砲

「細川くんとか鵜飼くんの飛ばす能力はやっぱり凄いよ」

　中日に移籍した中田翔内野手が、新天地でチームメートとなった若手たちから受けた衝撃を明かした。3度の打点王に輝いた“大将”から称賛の言葉が出たのは、鵜飼航丞外野手と細川成也外野手だ。

「細川くんとか鵜飼くんの飛ばす能力はやっぱり凄いよ」

　2021年ドラフト2位で駒大から入団した鵜飼は、高い期待を受けながらもルーキーイヤーは59試合で打率.206、4本塁打、16打点、昨季は41試合で打率.143、3本塁打、5打点だった。

　しかし昨オフに参加したアジアウインターベースボールリーグ（台湾）では4本塁打を放ち、21日のロッテとの練習試合でも豪快な一発を突き刺した。ブレークの予感が漂う24歳に、中田は「鵜飼くんに関しては、ジャイアンツでもあそこまで飛ばす選手はいなかったし、あれは凄い。実績を積んでいって試合で当たるようになれば凄い選手になると思うけどね」と話した。

　細川は現役ドラフトでDeNAから移籍した昨季、140試合の出場で24本塁打と覚醒。今季も打線の軸となるべき存在だ。昨季は12球団最低の71本塁打に終わったチームで中田とともに若手たちが長打を量産すれば、これ以上に頼もしいことはない。

（町田利衣 / Rie Machida）