大谷翔平&リンドーア、共闘の可能性もあった? ド軍編成が回顧…5年前の“攻防”

2019年オフ、ド軍はベッツの他にリンドーアも獲得候補の1人として交渉
メッツのフランシスコ・リンドーア内野手は、14日(日本時間15日)に敵地で行われたドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦で先頭打者本塁打を放つなど、勝利に貢献した。2021年1月にインディアンス(現ガーディアンズ)からメッツに移籍した30歳を、当時はドジャースも狙っていたという。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が伝えている。
記事によると、ムーキー・ベッツ内野手をレッドソックスからトレードで獲得した2019年オフ、ドジャースはリンドーア獲得も視野に入れていたという。アンドリュー・フリードマン編成本部長は「我々(インディアンスとドジャース)は、かなり関わりを持った。(交渉に)所々弾みがついた。(トレード成立へ)あと少しというところまで行ったとは言わない。だが、彼は我々が狙っていた候補の1人だったことは間違いない」と語った。
2019年シーズン終了後、フリードマン氏はインディアンスのフロントと対話を続ける一方で、レッドソックス幹部とも同様のやり取りをしていた。インディアンスはリンドーアと長期契約を結ぶ可能性が低いと見られていた他、ベッツはレッドソックスからの契約延長オファーを断っていた。
当時、ドジャースの遊撃手はコーリー・シーガー内野手(現レンジャーズ)が務めていた。シーガーを三塁に回すなどの選択肢もあったが、ベッツを選択したドジャースは2020年にワールドシリーズを制覇。メッツはその冬にリンドーアを獲得し、球団の顔にした。
メッツ4年目の今季、リンドーアは152試合出場で打率.273、33本塁打、91打点、OPS.844、29盗塁をマーク。今季ドジャースに加入し、54本塁打と130打点で2冠に輝いた他、前人未到の「50本塁打&50盗塁」を記録した大谷との“MVP論争”も起きた。リーグ優勝決定シリーズは1勝1敗で、舞台をニューヨークに移して16日(同17日)から3連戦が行われる。果たして、どんな結果になるだろうか。
(Full-Count編集部)
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