巨人左腕の背番号変更問題「やっぱり阿部監督は」 先輩OBが掲げた“昇格”の条件

井上温大が昨季8勝でブレークも…背番号は「97」のまま
巨人で将来のエース候補と期待されるのが、高卒6年目の井上温大投手だ。昨季は25試合登板して8勝5敗、防御率2.76とブレーク。4年ぶりのリーグ優勝に貢献し、11月の第3回WBSCプレミア12では侍ジャパンにも選出された。このオフは背番号変更の可能性が話題になった。
2019年ドラフト4位で巨人入りした井上は2020、2021年は背番号「91」をつけ、左肘手術明けで育成契約だった2022年は「091」。支配下復帰した同年7月からは「97」を付けている。そして昨季のブレークとなったが、今オフの背番号変更はなし。大きな背番号のままだが、巨人で左のエースナンバー21番を付けていた高橋尚成氏はどう見ているのか。自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」で語っている。
「1年だけでやっぱり阿部監督は、やっぱりまだまだだぞ、お前はまだこれからがあるんだぞ、というのを言ってくれていると思う。そういう面では素直に真摯に、その気持ちを受け取って、今年ローテーションを守って、しっかり守って結果を出せば。もちろん内海投手コーチがつけていた26というのも、左っぽい番号だと思う。その辺をいただけると思う。今年1年しっかり頑張れば。阿部監督も見ていると思う」
高橋氏は2000、2001年が36番。2002年から2006年まで17番を付け、21番を付けたのは2007年からメジャー移籍する前年の2009年までだった。高橋氏は「21番をいただく時に原監督から『21番が左のエース番号だ』と言われたんですよ。すごく嬉しかった」と振り返っている。
菅野智之がメジャー挑戦し、井上にはさらなる成長が求められる。高橋氏は「貯金を5以上。12、13勝はできる」と期待する。若い番号をゲットできるのか。勝負の1年となりそうだ。
(Full-Count編集部)
