“韓国のイチロー”に「どれほどの価値が…」 178億円契約も…米に広がる“疑問”

ジャイアンツのイ・ジョンフ【写真:ロイター】
ジャイアンツのイ・ジョンフ【写真:ロイター】

イ・ジョンフは2022年にKBOで首位打者、打点王、MVPを獲得

“韓国のイチロー”へ厳しい目が向けられている。ジャイアンツの李政厚(イ・ジョンフ)外野手はメジャー1年目の2024年、左肩の故障もあり37試合出場で打率.262、2本塁打、OPS.641に終わった。米メディアは2年目の活躍にも懐疑的な見方をしているようだ。

 米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は12日(日本時間13日)、「スプリングトレーニングに臨むMLB30チームにとっての切実な質問」と題した記事を寄稿。ジャイアンツを担当したアンドリュー・バガーリー記者は「イ・ジョンフは、補助的な選手なのか、それともにスターになり得る選手なのか?」とし、2023年オフにポスティングシステムでは野手歴代最高額となる6年1億1300万ドル(約178億2000万円)で加入した26歳の名前を挙げた。

 バガーリー記者は、負傷から復帰したイ・ジョンフが「先発の中堅手、そして、先頭打者としての役割に戻ると期待されている」とするも、「バットをボールに当てる技術があっても、たまにしか長打を打つことができないのであれば、現代の野球界において極端なコンタクトヒッターにどれほどの価値があるだろうか?」と疑問を投げかけた。

 さらに「彼は盗塁が多くできる打者になれるのか? そして最も重要なのは、彼がフィールドに居続けられるのか、ということである」と健康面にも不安の目を向けた。同記者は「堅実なスプリングトレーニングは希望と熱意を生み出すだろう。そして、ジャイアンツは十分な希望と熱意がなければ、コンテンダーになることも、球場を満員にすることもできないだろう」とし、ドジャースらがひしめく強豪地区を勝ち抜くには、“if”をクリアし続けないと未来はないとしている。

(Full-Count編集部)

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