菊池雄星、WBC出場へ意欲「前向きに考えたい」 井端監督は“エース”の期待「軸になって」

エンゼルス・菊池雄星【写真提供:Los Angeles Angels】
エンゼルス・菊池雄星【写真提供:Los Angeles Angels】

井端監督「日本のためにやってくれれば嬉しいかなと思います」

 侍ジャパンの井端弘和監督は17日(日本時間18日)、アリゾナ州でキャンプを行っているエンゼルスとパドレスの球団施設を訪問した。エンゼルス・菊池雄星投手とは約10分間の会談。菊池は「まず怪我なくシーズンを過ごして、健康であれば、前向きに考えたいと思います」と、2026年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場へ意欲を見せた。

 日本人左腕最多の通算41勝を挙げているが、意外にも侍ジャパンでのプレー経験はない。昨季のアストロズ移籍後は5勝1敗、防御率2.70と安定した投球。井端監督は「ここ何年かものすごいボールを投げている。昨年の終盤は手がつけられない投球をしていた。日本のためにやってくれれば嬉しいなと思います。明るい表情ですし、自信に満ち溢れていると感じました」と期待を込めた。

 1991年生まれの菊池は今年6月に34歳となる。「体も大きくなって順調そうなので。レギュラーシーズン、怪我なく終えてくれればいい。投手陣を引っ張っていってほしい。年齢も30代中盤に差し掛かっている。軸としてやってくれたら嬉しいなと思います」。投手陣の中心としての役割を期待した。

 井端監督のMLB行脚はこの日からスタート。今季終盤もメジャー組の状態や意向を確認するという。「国内組もいるので。こちらが決まらないと、というのはある。どこかのタイミングになるが、シーズン終わりでいいのかなと思っています」。150キロを超える剛速球左腕が侍入りとなれば、世界一連覇の力となるのは間違いない。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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