今永昇太は「ノーリアクションだった」 開幕投手決定も…カブス監督、“裏側”明かす

取材に応じたカブスのクレイグ・カウンセル監督【写真:小谷真弥】
取材に応じたカブスのクレイグ・カウンセル監督【写真:小谷真弥】

今永は1年目に15勝&防御率2.91をマーク…球宴にも選出された

 カブス・今永昇太が3月18日に東京ドームで開催される「MLB Tokyo Series by Guggenheim」の開幕戦に先発することが決まったことに関して、カブスのクレイグ・カウンセル監督が意向を明らかにした。18日(日本時間19日)に米アリゾナ州フェニックスで行われたMLBメディアデーに出席。「そうなることを祈っている」と笑顔を見せた。

 今永はメディアデー開催の直前、球団公式X(旧ツイッター)などで東京開幕戦の先発投手が決まったことが発表された。ドジャースは山本由伸投手の先発が有力視されており、史上初の開幕戦日本人先発対決が実現する可能性も高い。

 メディアデーに出席したカウンセル監督は、改めて今永の開幕投手について「そうなることを祈っている。イエス」と明言。その上で「彼が(無事に)たどり着いて(開幕投手を務めることを)祈っている。4週間で色々なことが起こるかもしれないから、私は常に用心しているんだよ! でも彼が(開幕)投手だよ」とした。

「私たち大半がそうであるように、(日本で)素晴らしい体験をしてくれることを願っている。ショウタは今まで最強の挑戦に挑んできたし、試練を与えられ、挑戦することを好む選手だ。1年目だった去年はカブスで素晴らしいシーズンを過ごした。2年目は特別な形でシーズンが始まった」と、今季もチームのエースとして活躍することに期待を寄せた。

 一方で今永に開幕投手を任命した際は「うーん。ノーリアクションだったよ」と意外な反応があったという。「予想していたんだと思う。なぜなら(東京シリーズの)どちらかで登板することは決まっていたからね。でも、彼は興奮していると思うよ」とし、「ショウタがやることすべてに安心感を与えてくれるし、ユーモアもある。それが非常に上手。だから、ショウタに何を伝えても同じ感じなんだ。リラックスしているんだ。でも、(試合になれば)ファンが興奮するような競争心を見せてくれる」と、内に秘める闘志を感じたようだ。

 今永は2023年オフにポスティングシステムを利用してDeNAからメジャーに移籍。1年目の昨季は29試合に登板し、リーグ3位の15勝(3敗)、防御率2.91をマーク。オールスターにも選ばれ、新人王投票4位、サイ・ヤング賞投票でも5位に入るなど、大活躍を見せた。

(Full-Count編集部)

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