プロファーが薬物陽性で80試合出場停止、MLB発表 昨季球宴出場も…球団「とても失望」

ブレーブスのジュリクソン・プロファー【写真:Getty Images】
ブレーブスのジュリクソン・プロファー【写真:Getty Images】

薬物規定に違反

 MLB機構は3月31日(日本時間4月1日)、ブレーブスのジュリクソン・プロファー外野手が薬物検査でヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(運動能力強化薬)に陽性反応を示し、2025年シーズンの80試合の出場停止処分を下したと発表した。処分は即時適用される。

 32歳のプロファーは今季これまで4試合に出場し、打率.200。パドレスに所属した昨季は158試合に出場し、打率.280、24本塁打、85打点。OPS.839と自己最高の成績を記録。オールスターゲームにも初めて選出され、プレーオフの地区シリーズではドジャースと熱戦を繰り広げた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にはオランダ代表として3大会に出場している。

 2013年のレンジャーズ時代には、MLB公式サイトの有望株ランキングで全体1位に選ばれるなど将来を嘱望されていた。昨季の活躍を受け、FAとなったオフには3年4200万ドル(約62億9500万円)でブレーブスと契約合意していた。

 決定を受け、ブレーブス側は声明を発表。「薬物規定に違反し、身体強化薬の陽性反応を示したと知り、驚くとともに、とても失望しております。私たちはこのプログラム(薬物規定)を全面的に支持し、ジュリクソンがこの経験から学びを得ることを期待しています」とコメントした。

 一方、プロファーも選手会を通じて「今日は今までの野球キャリアで一番辛い日です。MLBとコミッショナー室長から80試合の出場停止処分が発表され、非常にショックを受けています」と声明を発表。「ブレーブスに関わる全員、チームメート、そしてファンに謝罪したいと思います。なぜなら私は野球を深く愛し、リスペクトしているからです。意図的に不正をするようなことは絶対にしません。意図的に禁止薬物を摂取することは絶対にありませんが、MLBの処分を受け入れ、その責任を全面的に負います」と不正の意図はなかったとしつつ、関係者に謝罪した。

(Full-Count編集部)

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