薬物違反のプロファーは「最悪だと思っている」 出場停止に指揮官「我々も同じだ」

試合前、取材に応じたブレーブスのブライアン・スニッカー監督【写真:真柴健】
試合前、取材に応じたブレーブスのブライアン・スニッカー監督【写真:真柴健】

80試合の出場停止処に指揮官がコメント

【MLB】ドジャース ー ブレーブス(日本時間1日・ロサンゼルス)

 ブレーブスのジュリクソン・プロファー外野手が禁止薬物で陽性反応が出たことで80試合の出場停止処分を受けたことに対し、ブライアン・スニッカー監督は3月31日(日本時間4月1日)の試合前、報道陣に対応。「彼自身が『最悪だ』と思っている。我々も同じだ」と語った。

 プロファーは薬物検査でヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(運動能力強化薬)に陽性反応を示し、今季80試合の出場停止処分が即日適用された。パドレスをFAとなったオフに3年4200万ドル(約62億9500万円)でブレーブスと契約し、今季これまで4試合に出場していた矢先の問題発覚となった。

 ドジャースとの試合前にスニッカー監督は報道陣に対応。プロファー本人と話したといい、「チームとしては、彼のこのことは最悪だが、MLBにはプログラムがあるので、それを尊重する。誰かほかの人にとって絶好のチャンスということだ」と語った。

 処分の決定に、ブレーブス側は「薬物規定に違反し、身体強化薬の陽性反応を示したと知り、驚くとともに、とても失望しております」と声明を発表。プロファーも選手会を通じて「意図的に不正をするようなことは絶対にしません。意図的に禁止薬物を摂取することは絶対にありませんが、MLBの処分を受け入れ、その責任を全面的に負います」と声明を出し、故意ではないと主張した。

 プロファーは昨季、パドレスで158試合に出場し、打率.280、24本塁打、85打点。OPS.839と自己最高の成績を記録。オールスターゲームにも初めて選出され、プレーオフの地区シリーズではドジャースと熱戦を繰り広げた。

(Full-Count編集部)

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