WSは登板せず、今季離脱中も…カーショーに巡った大役 機内で2時間熟考、スピーチの裏側

スピーチを行うドジャースのクレイトン・カーショー【写真:Getty Images】
スピーチを行うドジャースのクレイトン・カーショー【写真:Getty Images】

フリーマンの代役としてスピーチ

 ドジャースが7日(日本時間8日)、昨年のワールドシリーズ制覇の報告のためにホワイトハウスを表敬訪問。チームを代表してスピーチをしたベテラン左腕のクレイトン・カーショー投手は「仲間がしたことを際立たせることができたのは非常に名誉なことだった」と語った。

 カーショーは報道陣の取材に対して、今回のスピーチに臨んだ心境を明かした。本来はワールドシリーズMVPのフレディ・フリーマン内野手がスピーチ予定だったが、怪我のため代役に。自身はワールドシリーズで登板しなかったため「ちょっと居心地が悪かった」としつつも「傍でただ見ていただけの自分が、この特別な集団の意味を際立たせるスピーチができたのは粋だと思った」と振り返った。

 スピーチは周囲の助けも借りて、移動の機内で約2時間かけて書き上げたという。自身は2020年にドジャースがワールドシリーズを制覇した時に続いての訪問で「今回はホワイトハウス内を歩き回って、大統領執務室内を見ることができたし、以前より(大統領と)お話しすることができたのは粋なことだった」と語り、2度目の訪問を堪能した様子だった。

 サイ・ヤング賞3度、通算212勝の左腕も、開幕は左足親指と左膝半月板の手術の影響で負傷者リストで迎えた。今後の復帰に向けては10日(同11日)に打者を相手に投げるといい、「身体的には、腕は投げる準備ができているが、つま先がまだ完全には準備ができていない。つま先がようやく登板できるまでに強くなったら、準備ができたということになる。なので(腕とつま先のバランスを取るのは)難事ではあるが最善を尽くしている」と慎重に調整を進めていることを明かした。

(Full-Count編集部)

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