ド軍を救ったキケの美技「何というプレーだ…!」 米称賛の嵐「とんでもない」

9回1死一、二塁で一塁手のキケが美技
【MLB】ドジャース 6ー5 ナショナルズ(日本時間10日・ワシントンDC)
ワンプレーが勝敗に直結した。ドジャースは9日(日本時間10日)、敵地でのナショナルズ戦に6-5で勝利。1点差を逃げ切って連敗を3で止めた。9回には1死一、二塁のピンチとなったが、エンリケ・ヘルナンデス内野手が安打を防ぐ好守を披露。「何というプレーだ……!」と感嘆の声が広がった。
初回に4点を先制したドジャースだったが、先発のランドン・ナック投手がいきなり3失点。3回途中に4安打4四球5失点でKOされた。しかし、4-5で迎えた7回、9番のアンディ・パヘス外野手が同点弾を放って試合を振り出しに戻すと、大谷翔平投手の盗塁から勝ち越しに成功。1点リードのまま9回に突入した。
しかし、守備陣のお見合いもあって1死一、二塁のピンチ。そして、この日先頭打者弾を放ったCJ・エイブラムスは、一二塁間を襲う強烈な打球を放った。敵地は歓声が上がる中、一塁のE・ヘルナンデスがダイビングして捕球。難しい体勢のまま二塁へ送球し、見事に封殺してみせる。
地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況は「キケによるなんというプレー!」と驚きを持って伝えると、「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏は自身のX(旧ツイッター)を更新し、「何てプレーだ! キケ・ヘルナンデスが素晴らしいダイビングと二塁への送球で試合を救う! 失点を防ぎ、さらにアウトも奪った」と感嘆した。
“キケ”の好守もあってドジャースは薄氷の勝利を掴んだ。東海岸6連戦は負け越しで終わったものの、いい形で11日(同12日)からは本拠地のカブス戦を迎える。