日本ハム・郡司が延長12回サヨナラ弾、鷹・山川は2本塁打…11日のパ・リーグ

郡司裕也がサヨナラ弾、12回の激闘に終止符
日本ハムはエスコンフィールドで西武との延長戦を2-0で制した。6回までは投手戦。日本ハムの先発・山崎福也投手は、初回から走者を背負いながらも無安打投球を継続。一方の打線も、西武先発・今井達也投手の前に6回まで四球での出塁1人のみと、攻撃の糸口をつかめなかった。
試合が動いたのは7回。山崎福は中村剛也内野手に両軍初安打を許すも、後続を断つ。日本ハムは田宮裕涼捕手の安打などで満塁の好機を迎えたが、今井に踏ん張られ得点はならず。
山崎福は8回94球2安打2四球無失点で降板。9回は田中正義投手が2三振含む3者凡退に抑え、延長戦へ。10回は池田隆英投手、11回は河野竜生投手、12回は杉浦稔大投手が好リリーフを見せる。
迎えた12回、万波中正外野手が四球で出塁し、代打・郡司裕也捕手が1号2ランを放ち、劇的なサヨナラ勝利を決めた。杉浦が今季初勝利。打線では田宮が出場6試合連続安打を記録した。
敗れた西武は今井が8回3安打4四球無失点と好投も、打線が相手投手陣の前に散発3安打。救援陣も11回まで無失点だったが、最後に崩れた。
野村勇が勝ち越しの1号ソロ、延長戦を制した鷹が4連勝
ソフトバンクはZOZOマリンスタジアムでロッテに5-4で勝利した。2回、山川穂高内野手の安打、正木智也外野手の四球などで1死二、三塁から廣瀬隆太内野手の犠飛で先制。4回には1死から山川の3号ソロで加点した。
先発・有原航平投手は毎回走者を出しながらも粘投。だが6回、グレゴリー・ポランコ外野手に1号ソロを浴び、7回には3連打で同点に。2死一、三塁で代わった尾形崇斗投手もポランコに適時打を許し、逆転を許した。
だが8回、2死二塁から代打・今宮健太内野手の適時打で同点に。9回には山川が4号ソロを放ち勝ち越しに成功。9回、ロベルト・オスナ投手がポランコに適時打を許し再び同点とされたが、10回に野村勇内野手が初球をレフトスタンドへ。2年ぶりの1号ソロで勝ち越すと、10回裏は杉山一樹投手が締めて試合終了。
ソフトバンクは、先発・有原投手が6回2/3を118球10安打3四球4奪三振3失点。打線では山川が2本の本塁打を含む3安打2打点の活躍で、引き分けを挟み4連勝を飾った。
一方ロッテは、先発・石川柊太投手が5回3安打1四球2失点。ポランコが4安打2打点、藤原恭大外野手が4安打と、計13安打3得点で終盤に一時勝ち越すも、救援陣が粘り切れなかった。
田嶋大樹が5回7安打0封で今季初勝利、オリックスが連敗ストップ
オリックスは楽天モバイルパークで楽天に4-1で勝利した。先発・田嶋大樹投手は、初回から走者を背負いながらも無失点。5回87球7安打無四球3奪三振無失点と粘投を見せた。
打線は4回まで3安打無得点に抑えられたが、5回に中川圭太内野手の安打と盗塁で1死二塁とし、悪送球の間に1点を先制。6回には杉本裕太郎外野手の2号ソロ、中川の2点適時三塁打で3点を加えた。
6回、阿部翔太投手が犠飛で1点を失うも、山田修義投手が後続を断ち、7回は3者凡退。8回は博志投手、9回はアンドレス・マチャド投手が締めた。
中川が2安打2打点、宗佑磨内野手、太田椋内野手も2安打を放ち、10安打4得点で連敗をストップ。楽天は早川隆久投手が5回2/3を108球8安打3四球4奪三振4失点(自責点3)。打線は相手を上回る11安打を放ちながらも1得点にとどまった。伊藤裕季也内野手と辰己涼介外野手がそれぞれ3安打を記録した。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)