本家を超えた“大谷翔平2世”が「信じられない」 米ドン引き「早くメジャーに」

2Aでは打率.346、OPS1.022…2本塁打はいずれも140m超
逸材が真価を発揮している。昨年のドラフトで全体6位指名されたロイヤルズのジャック・カグリオーン内野手が10日(日本時間11日)、レンジャーズ傘下フリスコ・ラフライダーズ戦に先発出場。打球速度120.9マイル(約194.5キロ)の衝撃の一打を放った。ドジャース・大谷翔平投手も記録したことのない“爆速”に「信じられない」「What!?」と米も唖然としている。
2Aノースウエスト・アーカンソーに所属するカグリオーンは「3番・一塁」で先発出場。初回1死一塁の第1打席で強振すると、打球は爆発的な音を残しながらセンター前に飛んだ。マイナーリーグ公式サイトによると、打球速度は120.9マイル。2015年にスタットキャストが導入されて以降は歴代12位に相当する数字だという。
12位と聞くと順位は低く感じるかもしれないが、カグリオーンより速い打球速度を記録したのは延べ5人だけ。あの大谷が昨季記録した自己最速の119.2マイル(約191.8キロ)よりも速い。驚きの一打に、「ニューヨーク・ポスト」紙のジョン・ヘイマン記者は「将来のスーパースター」と目を輝かせれば、米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」も「正気ではない」と脱帽。米ファンも「早くメジャーに」「怪物だ」「何だって」などと称賛を送った。
カグリオーンはフロリダ大で投打二刀流として活躍し、米メディアからは「ジャックタニ」という愛称もつけられた大器。昨年は同大の最長タイ記録となる30試合連続安打、同大最多の通算75本塁打に加え、投げても16試合に登板して5勝2敗、防御率4.76をマークした。今季は打者に専念し、2Aの6試合で打率.346、OPS1.022を記録。ここまで2本塁打を放っているが、いずれも140メートルを超える超特大の一発と、持ち前のパワーを遺憾なく発揮している。