最弱球団に激震「契約を返上せよ」 261億円男、4年連続の離脱に嘆き「球団最大の不良債権」

9年前とは天国と地獄の差
低迷が続くロッキーズに、さらに追い打ちがかかった。カブス時代にナ・リーグMVPに輝き、3年前にロッキーズと大型契約を結んでいるクリス・ブライアント外野手が、今年も負傷離脱となった。ロッキーズ移籍後は1度も通年で機能したことがない“不良債権”に対する風当たりは、いっそう厳しくなっている。
33歳のブライアントは、2015年に26本塁打を放って新人王を獲得。カブスが108年ぶりのワールドチャンピオンに輝いた2016年には、打率.292、39本塁打、102打点をマークしてMVPに選ばれた。2022年には7年1億8200万ドル(約261億円)の大型契約でロッキーズに入団。しかし、度重なる怪我で同年から42試合、80試合、37試合と、1度も主力として稼働できないシーズンが続く。
ブライアントの入団と同時に、ロッキーズは昨季まで3年連続でナ・リーグ西地区の最下位。今季もナ・リーグ西地区で唯一負け越しており、上位4球団に大きく離され最下位に沈む。この惨状に追い打ちをかけるように、ブライアントが今季も10日間のIL(負傷者リスト)入りとなった。
MLB公式サイトでロッキーズ番を務めるトーマス・ハーディング記者は14日(日本時間15日)、自身のX(旧ツイッター)で「クリス・ブライアント外野手が椎間板変性症で10日間のIL入りをすると聞いた。治療方法は不明だ」と報告。ブライアントは今季11試合で打率.154、本塁打ゼロ、1打点、OPS.400と寂しい数字となっている。
この状況にSNSでは「もう終わりだ」「終わりの始まり」「10日間で治る未来が想像できない」「いつも怪我ばかり」「DFAせよ」「契約を返上してくれることを願う」「引退して契約を返上してほしい」「彼はまだプレーしていたとは」「ブライアントは球団最大の不良債権だ」「MVPを獲得した時は殿堂入りも狙えると思ったのに」「彼は10年もしないうちに転落してしまった」「正直言ってどう反応していいかわからない」など、ファンの失望は限界に達しつつある。
チームは14日(同15日)に敵地でドジャースと対戦。前日に無安打だった大谷翔平投手に5号を浴びるなど、勢いが落ちていたドジャースに敗れた。ナ・リーグ西地区で唯一取り残されている弱小球団に明るい未来は見えない。
(Full-Count編集部)
