ド軍右腕「どうしても出たいんだ」　WBC米国代表入りへ決意、31歳が明かす“失意の過去”

ドジャース・グラスノーがWBC米国代表入りへ思いを披露

　ドジャースのタイラー・グラスノー投手は14日（日本時間15日）、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）での米国代表入りへ並々ならぬ思いを明かした。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演。「是非出たい」「どうしても出場したいんだ」と思いを語った。

　31歳のグラスノーは昨季開幕投手を務め、9勝6敗、防御率3.49をマーク。しかし、後半戦に右肘を痛めて戦線離脱。身長203センチの長身右腕はポストシーズンも欠場した。米国代表入りへは、まずはシーズン完走がカギになる。「毎年のように怪我をしている。それは、あまりいいことだとは言えないね。ドジャースの選手として責任を果たさないといけない。（選手と球団の）両者が出場に同意しないといけない。私はシーズン中、健康に過ごすことを何よりも重要視している。もし過去5年間健康で（毎年）200回を投げていれば、（出場は）即決だったよ」と条件を挙げた。

　2023年大会前にはマーク・デローサ監督に出場を直訴したという。「空港で鉢合わせをした時、少し話したんだ。レイズに相談したら、『多分ないね！』って言われてしまったよ！　私も（その時は）トミー・ジョン手術明けだったから、理にかなっていると思ったけどね！」と振り返った。

「出場可否はまた後日判断しないといけない。でも、一番大事なのは健康でいること。（WBCに出場すれば）シーズン序盤に大きな負担がかかることになる。でも、どうなるか見守ろう」。キャプテン・ジャッジと共にWBC米国代表入りなるか。その思いは熱い。

（Full-Count編集部）