開幕4番も…失い始めた居場所 “押し付けられた”大役、通じなかった「嫌だ」|球界群像 西田真二#21
元広島・西田真二氏【写真:山口真司】西武との日本Sで先に王手をかけるも…西田氏の忘れぬ走塁ミス
“流れ”が下降線に……。元広島外野手の西田真二氏(野球評論家、香川オリーブガイナーズアドバイザー)はプロ10年目の1992年を開幕4番スタメンからスタートさせた。チームの選手会長にも就任したシーズンでもあったが「調子がイマイチだった」と苦しい闘いの始まりでもあった。世代交代の波も感じたという。「(首脳陣は)若手を使い始めた。まだまだ負けていない、という気持ちはあったんだけどね」と振り返った。
西田氏は4番打者として1991年の広島優勝に貢献したが、その年の終盤から調子を落とし、3割4分近くあった打率も最終的には2割8分9厘にまで下げた。3勝4敗で惜しくも日本一を逃した日本シリーズも第1戦(10月19日、西武)は左腕・工藤公康投手の先発もあってスタメン落ち、2戦目以降は3番で起用され、18打数3安打3打点の成績に終わった(シリーズの4番はロッド・アレン外野手が務めた)。
「(広島)市民球場(での第4戦)で潮崎(哲也投手)から、もうちょっとでホームランっていうのは覚えているね(中越え2点適時打)。それ以外は(第2戦の)郭(泰源投手)からのタイムリー(中前適時打)か……。俺、あのシリーズで走塁ミスもしたんだよ、サードコーチャーの木下(富雄)さんに悪いことをしてしまった。そういう記憶もあるね」。第5戦を終えて広島が3勝2敗としながら、第6、7戦を連敗した悔しい負けでもあった。
前田智徳や江藤智らが台頭…年間では打率.231&5HR
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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