鈴木誠也、週間MVP初受賞 指揮官が感心したアウトへの向き合い方「勤勉な選手だ」
ロス監督が週間MVP鈴木を称賛「勤勉な選手でいいチームメートだ」
カブスの鈴木誠也外野手は18日(日本時間19日)、ナ・リーグの週間MVPを初受賞した。日本人選手での開幕2週目での受賞は、メジャー1年目だった2018年のエンゼルス・大谷翔平投手に並んで最速タイとなった。デビッド・ロス監督は本拠地のレイズ戦前に報道陣の取材に応じ、「感心させられるよ。実に明白なのは四球を選び、守備もよく、安定した選手に思えるということ。いい打席を送っている」と目を細めた。
指揮官は貪欲な姿勢も称えた。17日(同18日)の敵地・ロッキーズ戦で7回に右越え4号ソロを放ったが、9回に空振り三振。「最後のアウトの後に怒っていた。勤勉な選手でいいチームメートだ」と語った。
ここまで打率.400、OPS1.503と文句なしの大活躍。この日のレイズ戦にはメジャー初の4番を任された。「見たところ自分らしさを持ち続けているようだ。色々なことをシンプルにしている。通訳を通して同僚たちとうまくコミュニケーションを取っている。外野の動き方やコミュニケーションの取り方も、ヘイワードらと共に理解しあっている」。しっかりチームに溶け込んでいるようだ。
鈴木にとっては初対戦の投手が続くが、積極的にデータを活用していないという。「彼が彼らしい姿を見せ、ここでプレーすることに慣れ、成功しているのが私としても嬉しい」と指揮官は笑顔を浮かべていた。
(Full-Count編集部)