目指せ“日本一のサステナブル球場” 多彩コンテンツのファンイベントを体験

楽天グループは「日本一のサステナブル・スタジアム」を目指し、社会課題の解決に取り組む【写真提供:パ・リーグインサイト】
楽天グループは「日本一のサステナブル・スタジアム」を目指し、社会課題の解決に取り組む【写真提供:パ・リーグインサイト】

アカデミーのコーチがアイマスクでPKチャレンジ

「日本生命セ・パ交流戦2022」の最終日となった6月12日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天-巨人戦で、「スポーツの未来を共に創ろう」をテーマにしたファンイベントが開催された。

 楽天グループは創業25周年を機に、環境に配慮したグリーンな未来を呼びかける「Go Green Together」プロジェクトを始動。球団では現在、「日本一のサステナブル・スタジアム」を目指し、野球を通じて環境・社会・地域の3つのテーマを軸に、社会課題の解決に取り組んでいる。

 イベント当日は、「より良い未来」をテーマにしたイベントやアクティビティ、展示を実施。今できることを考え、学べるさまざまなコンテンツを実際に体験してきた。

○音と声でコミュニケーション
 視覚に障がいのある人に向けて考案された「ブラインドサッカーR」の体験会を開催。日本ブラインドサッカー協会から山川聖立選手、内田佳選手、宮島大輔さんが来場し、楽天イーグルスアカデミーの戸村健次コーチ、岩崎達郎コーチにレクチャーした。

 まずは、アイマスクを装着した状態でガイド役の言葉の指示を頼りに準備運動を行なう。「瞬時に言葉で伝えるのは難しい」と戸惑いながらも、「投手がやるストレッチで、右腕を左に伸ばす動き」「次はその逆腕」などと声をかけて行った。

 アイマスクをした状態でのPKチャレンジでは、音の出るボールとゴール裏にいるガイドの声に聴覚を研ぎ澄ますも、「音は聞こえるけれど、それがどこからなのかがわからない」(戸村コーチ)と悪戦苦闘。両コーチ共になんとかゴールを決めて見せた。内田選手は「見えている人と見えていない人がそれぞれ協力してプレーすることができる」と魅力を話し、岩崎コーチは「いい経験になった。コミュニケーションは大事なので、スクールでも生かしていきたい」と意気込んだ。

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