「結果的にミスが響いた」阪神OBが指摘、流れを手放した糸原の“急ブレーキ”

阪神・糸原健斗【写真:荒川祐史】
阪神・糸原健斗【写真:荒川祐史】

守備では陽川が後逸し先制点を献上、打撃では糸原が走塁ミスで憤死

■中日 3ー1 阪神(16日・甲子園)

 阪神は16日、甲子園で行われた中日戦を延長11回、1-3で敗れ連勝は「3」でストップした。一時は同点に追いついたが序盤の守備、走塁面でのミスが響いた。現役時代に阪神、ヤクルトなど4球団で計21年間捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏は「ミスが多いチームが負ける。エース相手にそう点は取れない」と語った。

 試合の流れを手放すミスだった。まずは2回の守備。1死一塁で高橋周が放った左翼線の打球を陽川がクッションボールの処理を誤り後逸し先制点を献上。その裏の攻撃では無死一、三塁と一打同点のチャンスを作ったが陽川が放った右飛でタッチアップした三走・糸原が三本間でストップし、三塁へ戻ったが中継プレーでアウトになり好機を潰した。

 相手はエース左腕・大野雄。僅差のゲームが予想され、攻守での“凡ミス”は命取りになりかねない。野口氏も「そうそう打ち崩すのは難しい。結果的にミスが響いた形になった」と指摘する。

「中途半端に戻るより、一か八かでアウトになった方が後に与える影響が違う」

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