ホークス柳田、トリプルスリーに当確ランプ灯せるか 立ちはだかる難敵たち
30盗塁まであと「2」に迫るホークス柳田、注目される札幌D決戦
ソフトバンク・柳田悠岐外野手が8日の日本ハム戦(旭川)で30号アーチを放ち、トリプルスリー達成へ大きく前進した。
ここまでリーグトップの打率3割6分4厘、28盗塁。残るは2盗塁だ。ヤクルト・山田とともに快挙達成を確実視されているが、9、10日の2位・日本ハムとの直接対決(札幌ドーム)で、その「Xデー」は訪れるのか――。
難敵たちが立ちはだかる。9日の日本ハム先発は12年リーグMVPに輝いた左腕・吉川。直球は常時145キロを計時。球界では投げ始めてから捕手が捕球するまでのクイックタイムは1・20秒が合格ラインとされるが、左腕は最高で1秒0を切ることも。超高速のクイックで「球界で1番速い」と言われるDeNA・久保と同等のタイムだ。
ともに高校時代を広島で過ごした同級生。柳田は広島商時代、広陵高のエースだった左腕と対戦経験もあるという。今季の対戦成績は10打数1安打(1本塁打)の打率1割、2四球。吉川も球界を代表する打者となったスラッガーの快挙達成に力を貸したくないはずだ。