飲み過ぎで練習→打球が顔面直撃「何針か縫った」 残る傷跡…忘れない染みたビール|球界群像 西田真二#13
広島時代の西田真二氏【写真提供:産経新聞社】広島OBの西田氏が振り返るプロ2年目でのリーグ優勝&日本一
初優勝の思い出は絆創膏とともに……。1984年、古葉竹識監督が率いた広島はセ・リーグを制し、阪急との日本シリーズも4勝3敗で勝ち日本一に輝いた。野球評論家で香川オリーブガイナーズアドバイザーの西田真二氏は当時、プロ2年目の外野手だった。代打中心ながら“ここぞの場面”で力を発揮し、チームに貢献したが、その一方で覚えているのは、今でも傷跡があるリーグ優勝前日の“流血騒動”だという。
その年、広島のリーグVが決まったのは10月4日の大洋戦だった。マジック1で迎え、0-2の6回に4番・山本浩二外野手が逆転3ラン。投げては普段は抑えを務める小林誠二投手が先発し、2失点でプロ初完投勝利を挙げて胴上げ投手になった。「そうそう、横浜スタジアムでね。浩二さんが打ったんでしたよね」。その試合、西田氏の出番はなかったが、プロで初めて味わう歓喜の優勝シーンは脳裏に焼きついている。
加えて西田氏は苦笑しながら「あの時の俺は顔に絆創膏を張っていたんですよ」と話した。負傷したのは、優勝決定の前日、10月3日の大洋戦試合前だった。「シートノックでね。(守備走塁コーチの)阿南(準郎)さんがノッカーだった。俺、その前の日にちょっと飲み過ぎててね(笑)。(ノックの打球に)ラインドライブがかかってグラブにかすらず顔に当たった。血がバーって出てね。(二塁手のティム・)アイルランドが一番最初に駆け寄ってきてくれて……」。
元広島・西田真二氏【写真:山口真司】阪急との日本シリーズ、代打で4試合出場
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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