飲酒運転&“逃走”の姜正浩、来季もパイレーツ残留!? 「価値を見出している」
球団がオプションを持つも…放棄して再契約の「妥協案」が濃厚か
2016年12月に飲酒運転の末に事故を起こし、一時現場から“逃走”するなどして2017年シーズンを棒に振ったパイレーツの姜正浩内野手は、今季最終盤にメジャー復帰を果たした。来季契約は球団が選択権を持っているが、たとえオプションを行使しなくても、残留する可能性が高いと米メディアが伝えている。
メジャー1年目の2015年は遊撃手、三塁手として126試合出場で打率.287、15本塁打、58打点、2年目は103試合出場で打率.255、21本塁打、62打点と好成績を残していた姜正浩。2017年は三塁のレギュラー候補として期待されていたが、自らの“愚行”でメジャーの舞台から遠ざかることになってしまった。
2016年12月、姜正浩は母国・韓国で飲酒運転で事故を起こし、現場から一時離れた。その後、同乗者が運転していたと主張したことなどもあって国内でも批判を浴び、直後に行われた2017年の第4回WBCの韓国代表メンバーから除外。過去にも飲酒運転をしていたことから米国の就労ビザも発給されなかった。だが、今年になってようやくビザが発給され、4月にパイレーツが復帰を発表。マイナーに合流して調整を続け、9月28日(日本時間29日)のレッズ戦でメジャー復帰を果たした。今季は3試合の出場でシーズンを終えている。
姜正浩は2015年に4年総額1100万ドル(約12億4000万円)の契約でパイレーツに移籍。2019年は球団が選択権を持つオプションとなっている。パイレーツが契約延長を選択すれば、年俸550万ドル(約6億2000万円)で残留させることが可能。パイレーツが残留を望まなければ、姜正浩に25万ドル(約2800万円)を支払い、契約延長の権利を放棄することができる。