MLBオールスターがメジャー30球団に入ったら? MLB公式がチーム力を分析

複数安打を放ち勝利に貢献したMLB選抜のロナルド・アクーニャJr.【写真:Getty Images】
複数安打を放ち勝利に貢献したMLB選抜のロナルド・アクーニャJr.【写真:Getty Images】

来日しているMLBオールスターが実際にメジャー30球団の中でプレーしたら?

 9日から東京ドームで開催される日本代表対MLBオールスターの日米野球。8日には巨人との「2018日米野球エキシビジョンゲーム」が東京ドームで行われ、MLBオールスターが9-6で勝利した。MLB公式サイトではMLBオールスターチームについて「実際の球団ならどこまで強いのか?」と検証。打撃面は今季ワールドシリーズ優勝を果たしたレッドソックスの最強打線に匹敵するほどの強力な陣容と評価している。

 ハワイ合宿を経て、来日したMLBオールスターチーム。急造チームながらも巨人戦では自力を見せつけた格好となったが、果たしてどこまでの強烈なメンバーが揃ったのか。

「日米オールスターシリーズのチームは実際のMLBチームでどこまで優秀なのか?」と特集したのはMLB公式サイトの動画コーナー「CUT4」だった。

 投手15人、野手14人の来日メンバーについては「かなり強力なロースターだ。特に打線が」と評価。そして、「このチームが実際にメジャーリーグでフルシーズンを戦うとすれば、どこまで優秀なのか? 見てみよう」と実際にシーズンを戦った場合、どこまでの強さを見せることができるのか分析している。

 ベストラインナップは強力だ。1番は「ダイナミックな能力」と特集で称賛されたブレーブスのナ・リーグ新人王最有力候補のロナルド・アクーニャ、2番はマリナーズのオールスター出場のミッチ・ハニガー、3番はナショナルズの新人王候補ファン・ソトら強力外野トリオがいきなり並ぶ。

 セイバーメトリクスのWAR(Wins Above Replacement)という指標ではラインナップの今季WARの合計は30に到達。その選手が代替可能な選手に比べてどれくらい勝利を生み出すかの指標。攻撃、守備、投球面のあらゆる数字を加味して複雑な計算式で算出する。この数値が高いほど優秀な選手とされており、打線がいかに強力なのか示している。

 この「30」というWARはメジャー最強打線でワールドシリーズ優勝を果たしたレッドソックス打線と同格の数字だと特集では評価している。

 本塁打は4番のリース・ホスキンス(フィリーズ)、5番のオールスター出場のエイウヘニオ・スアレス(レッズ)がともに34本塁打を放っており、今季合計208本を記録している。7番には今季メジャー最多盗塁を記録したウィット・メリフィールド内野手も存在感を放っており、足を生かした攻撃も期待できる。

打撃は文句なしも先発陣に疑問符「圧倒的な投手はロースターに不足」

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