退任意向表明の侍・小久保監督、敗因言及「動く球の対応どう訓練するのか」
会見で退任の意向表明「やりきったが、勝てなかったのは事実。評価は周りがする」
野球日本代表「侍ジャパン」は21日(日本時間22日)、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝(ドジャースタジアム)で米国と対戦した。1-2で敗れ、2大会連続で準決勝敗退。今大会初黒星で2大会ぶりの世界一はならなかった。試合後、会見に出席した小久保裕紀監督は今大会限りで退任する意向を表明し「やりきったといえばやりきったが、勝てなかったのは事実。評価は周りがする」と3年半を振り返った。
会見の一問一答は以下の通り。
――ミスがあった。
「2点は正直ミスで入った。でも、これまでチームを救ってくれたのも彼らのプレー。責められない。雨が降っている中で、普段は人工芝が主流の中でやっている厳しさはあった」
――米国の印象は。
「実際、打席に立っているわけじゃないが、選手の話を聞いてみると、1次ラウンド、2次ラウンドもボールは動いていたが、動く威力というかスピードが1ランク上。なかなか芯で捉えられなかった」
――今後も侍で指揮を執るのか?
「2013年からやらせていただきましたが、この大会に向けてということだった。これで契約満了ということです」