デスパイネは本塁打&打点の2冠 過去5年で国内移籍した助っ人初年度の成績は

ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ【写真:藤浦一都】

今季のパではバレンティンら3選手が新天地でプレーする

 新シーズンも多くの助っ人選手が海を渡り、日本球界で新たな第一歩を踏み出そうとしている。しかし、全ての外国籍選手が日本球界に適応し、好成績を残せるわけではない。その点、既に他球団で日本球界での実績を積んでいる助っ人を獲得するほうが、リスクが少ないのは確かだ。

 過去には、ホセ・フェルナンデス氏(ロッテ→西武→楽天→オリックス→西武→楽天→オリックス)やホセ・オーティズ氏(オリックス→ロッテ→ソフトバンク→西武)のように、パ・リーグの複数球団を渡り歩いて着実に実績を残してきた、いわゆる“おなじみ”の助っ人選手も存在した。

 しかし、近年は各球団が自前で助っ人選手を獲得するケースが増加し、国内チーム間での外国籍選手の移籍は少なくなっていた。ところが、今季は過去数年に比べ、助っ人選手の国内移籍がやや多くなっている。今季、国内球団からパ・リーグのチームに移籍した外国籍選手は以下の3選手だ。

○クリスチャン・ビヤヌエバ内野手(巨人→日本ハム)

○フランク・ハーマン投手(楽天→ロッテ)

○ウラディミール・バレンティン外野手(ヤクルト→ソフトバンク)

 このほか、セ・リーグでも阪神が前ソフトバンクのロベルト・スアレス投手を獲得している。また、ロッテが獲得したジェイ・ジャクソン投手も2016年から2018年に広島で中継ぎとしてプレーし、セ・リーグ3連覇に貢献した実績の持ち主だ。いずれも日本球界でのプレー経験を持っており、そのプレーぶりが事前にイメージしやすい面はあるだろう。

 そこで、今回は直近5年間で国内球団からパ・リーグ球団に移籍した助っ人選手たちと、移籍前後の成績を紹介。先人たちの活躍を振り返るとともに、国内球団を渡り歩く選手たちの期待値について考えていきたい。

15年にオリ移籍のバリントン、ブランコはともに成績を落とした

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