ダルビッシュ「メジャートップ30」選手入り 「MLBの上層階級に戻ってきた」
米メディアが日本人で唯一選出、韓国“逆輸入”打者もランクイン「彼は本物」
米メディアが今季MLB選手「トップ30」を選出し、レンジャーズのダルビッシュ有投手が日本人で唯一ランクインした。豪華な名前が並ぶ中、韓国球界から復帰して鮮烈な活躍を見せているブルワーズのエリック・テームズ内野手も選出されている。
「2017年、MLB最高の30選手」とのタイトルで特集したのは、米メディア「ザ・チート・シート」。記事では「2017年MLBシーズンが進行中だ。多くの興味深いストーリーが生まれている。予想以上、もしくは予想以下の成績を残すチーム。突如としてスター選手になる選手など。序盤のパフォーマンスを考慮して、我々は2017年シーズンここまでのMLB最高の30選手を考えてみた」として、トップ30選手を選んでいる。
26位で登場しているのはテームズだ。韓国では通算3シーズンで124本塁打を放つなど圧倒的な成績を残し、「神」と呼ばれた“逆輸入”強打者は、メジャー復帰1年目のシーズンで開幕から躍動。寸評では「誰? その通り、ミルウォーキ・ブルワーズのエリック・テームズ一塁手だ。彼が最後にMLBで出場を果たしたのはシアトル・マリナーズ在籍時の2012年に遡る。韓国で数年間プレーした後、彼は大々的な復帰を果たした。この強大な打者は素晴らしいスタートを切った」と絶賛している。
さらに「最初の30試合では12本塁打を放ち、MLBでのシーズン自己最多本塁打記録に並んだ」と紹介。テームズは9日(日本時間10日)のレッドソックス戦でも2ランを放ち、ここまで31試合で打率.327、24打点、メジャートップの13本塁打、OPS(出塁率+長打率)1.180と圧巻の成績を残してきた。記事では「彼は本物だ。よって、彼は我々が選ぶ2017年MLB最高の選手のリストに名を連ねた」としている。
ダルビッシュは22位で登場。トミー・ジョン手術からの復帰2年目となる今季は自身メジャー初の開幕投手を務め、ここまで7試合登板で3勝1敗、防御率2.76の好成績を残している。最近3試合はいずれも110球超と力投を続けており、もはや手術後の不安は感じさせない。