「ど真ん中」なのにボール判定!? サインミスから生まれた“誤審”で監督が退場
サインミスで“ど真ん中”に投球→なぜかボール判定→抗議した監督が退場
■タイガース 17-13 パイレーツ (日本時間8日・ピッツバーグ)
メジャーリーグでサインミスがきっかけとなった退場劇が発生した。7日(日本時間8日)に行われたタイガース-パイレーツの試合で、“ど真ん中”の投球へのボール判定に激怒したパイレーツのデレック・シェルトン監督が退場に。実況と解説も口を揃えて「ストライク」だと明言した一球への判定が注目を集めている。
7回無死一、二塁の場面、1点を追うタイガースの4番・クロンへの初球だった。4番手・リオスの94マイル(約151キロ)直球を捕手・ストーリングスは抱え込むように捕球。サインミスと思われる一球はストライクゾーンのど真ん中に決まったが球審の手は上がらず、ボール判定に激昂したシェルトン監督が退場となった。無観客の球場には「私を退場にさせるだと。ふざけるな!」との声が響き渡った。
このシーンを、解説のボブ・ウォーク氏が「これはサインミスと呼ばれるものですね」と説明すると、実況のグレッグ・ブラウン氏も「それでもこの球はストライクとなるはずでした」と続けた。さらに、ウォーク氏、ブラウン氏ともに「これがストライクだということは、疑う余地なしです。ほとんどど真ん中でした」「ど真ん中でしたね」と口を揃えていた。
結局、クロンはこの打席で四球を選んで無死満塁に。この回に6得点を挙げたタイガースは延長戦の末、17-13で壮絶な乱打戦を制している。