快投バーランダー、集中しすぎて「何回だとか打者が誰だとか分からない」

1回表を無失点に終えてダグアウトに引き上げるアストロズのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】
1回表を無失点に終えてダグアウトに引き上げるアストロズのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】

逆王手に導く7回零封の快投、味方打線を絶賛「モンスター」「眠れる巨人」

 負ければシリーズ敗退と追い込まれていたアストロズが20日(日本時間21日)、目覚めた。本拠地で行われたヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦に7-1と快勝。対戦成績を3勝3敗の五分に戻し、リーグ優勝の行方を第7戦に持ち込んだ。

 第5戦まで合計9得点と冷え切っていた打線が、5回と8回に猛攻を仕掛け、この日だけで7得点。大一番での先発を任され、7回を5安打8K無失点と封じた右腕バーランダーは「打線が目覚めるのは時間の問題だった」「このチームの打線はモンスター」と絶賛した。

 5回にマキャンの右越え二塁打で1点を先制すると、アルトゥーベが左翼へ2点タイムリー。アストロズ打線がついに目覚めた。3点リードを守ったまま迎えた8回には、アルトゥーベのソロ弾から始まる4連打などで一気に4点を追加。すでに降板していたバーランダーは、ベンチからこの様子を見てはいなかったが「このチームの打線はモンスター。眠れる巨人だ」と称えた。

 8月にタイガースからトレード移籍。対戦相手として怖さを知る右腕は「目覚めるのは時間の問題だった」と話すと同時に「それが来年じゃなくてよかった」と笑わせた。「1番から9番まで自信を持ってる。ベストじゃないとしても、メジャー屈指の打線だ」と絶賛。負けたら敗退という重要な試合で奮起した打線を喜んだ。

アストロズ加入後は9戦9勝、快投の要因は「説明が難しいんだけど…」

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