2戦連続救援失敗の田澤純一に現地では不安の声 「タザワのトラブルは続く」

「ブルペンの再構築も手ごわい課題」

 レッドソックスの田澤純一投手が8日(日本時間9日)の敵地タイガース戦で1点リードで迎えた7回に登板し、2ランを浴びて5敗目(2勝)を喫した。抜群の安定感を誇ったセットアッパーは2日のレイズ戦に続いて黒星を喫し、地元メディアから不安の声が上がっている。地元ラジオ局「WEEI」電子版は「レッドソックスはタイガースに屈し、ジュンイチ・タザワのトラブルは続く」との見出しで報じている。

 名門の先発投手陣の脆弱性は今季大失速の要因とされているが、特集では「来季、先発ローテーションの修復の必要性はすでに話題となっているが、ブルペンの再構築も手ごわい課題かもしれない」と指摘。

 上原浩治投手とともに不振の名門を支えてきた田澤は1点リードの7回2死の場面でビクター・マルティネスに2ランホームランを被弾。この回、2安打2失点で、チームもそのまま6-7で敗戦。田澤は今季5敗目となった。

 特集記事では、レッドソックスのブルペンが8月に入って苦しむデータを掲載。被打率は.308で、防御率は5・40と悪化している。

 田澤についてもオールスター明けからこの日のレイズ戦までの成績として、被打率.382と打ち込まれているデータも紹介されている。

 7月末のトレード期限では上原と並び、トレード市場の目玉の1人と高い評価を受けていた田澤だが、ア・リーグ東地区最下位に沈み、来季の巻き返しに向けて主力を放出したチーム同様に下降線をたどっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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