ハム栗山監督、新球場構想を大歓迎「オレは感動した」

候補地は20か所近く、「夢があるよね」

「お金の面も大変なのは分かっている。だけど、応援することが必要。みんなで頑張っていこうぜ、というのがいいじゃない?人として。問題はあるけど、みんなの力、ファンの力がないと出来ない。北海道のためにやろうとしていることを、みんなが応援してもらいたいと思う。

 オレは(新球場が完成する)先までいないだろうけど、そういう球場で野球を見てみたいなと思う。そういう時に『造ってくれてありがとうございます』と思うんじゃないかな。野球好きの人間として」

 栗山監督自身も2002年に北海道・栗山町に野球場を兼ね備えた「栗の樹ファーム」を造った。周囲から「こんな所に野球を造って、どうする」と言われ、「北海道はプロ野球は遠い」と思っていたという。現状では調査段階だが、すでに候補地は20か所近く挙がっているという。

「夢があるよね。この歳(55)で夢を語っちゃいけないけど、『明日、いいことがある』と思って生きていないとつまらないよ。今は優勝するために苦しんでいるけど、久々に心の中が夢で広がった。すごくありがたいなと思った。

 球団に『球場を造ってしまおう』という人がいることにオレは感動した。出来るかは分からないけど、それなりの下準備をしているはず。金もうけを考えたら出来ない。人に喜んでもらいたい思いだよね。スケールがでかくて、すごいなと思う」

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