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【緊急連載(下)】4年半の思いが詰まった1勝 94連敗の東大が乗り越えた壁

4年半の思いが詰まった悲願の1勝だった。最下位が確定し、捨て身の積極采配で挑んだ東大と、「負ければV逸」の重圧がのしかかった法大。2つの要素が絡み合い、遂に東大のリーグワースト記録の94連敗が止まった。

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東大ならではの悩み、日本最高学府に入学する難しさ

 4年半の思いが詰まった悲願の1勝だった。

 23日、東京六大学野球の東大が法大に勝った。最下位が確定し、捨て身の積極采配で挑んだ東大と、「負ければV逸」の重圧がのしかかった法大。2つの要素が絡み合い、遂に東大のリーグワースト記録の94連敗が止まった。

 2010年10月2日。斎藤佑樹(現・日本ハム)を擁する早大に勝って以来、4年半もの間、東大が勝つことができなかった裏には、試行錯誤を繰り返した秀才軍団の苦悩があった。

 その1つが、有望高校生の「入部勧誘」である。

 といっても、日本最高学府の東大。入部するためには入試を突破しなければならず、スポーツ推薦を持つ明大や法大のように野球の能力だけを重んじて声をかけられない。

 12年11月に就任した浜田一志監督は、学習塾長の経験を生かし、進学校で野球センスのある高校生がいるという情報をつかめば、自ら指導した。

 監督だけではない。毎年7月には「夏季講習」と題して、2週間の勉強合宿を行う。指導役には現役部員も入り「東大合格必勝法」を伝授。まさに監督と選手が一体となり、チーム強化に取り組んでいる。現在の選手も「夏季講習」を受け、合格にこぎ着けた者が少なくない。

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